スキャルピングの戦術の柱は、チャートを徹底的に分析すること!利益を出すのに役立つノウハウをご紹介

スキャルピングは、ポジション保有時間が数秒から数十秒程度の超短期取引なので、長時間モニターの前に座っていられない多忙な方に向いています。

「副業としてFXで稼ぎたい」と考えている初心者の中には、スキャルピングに魅力を感じている方も数多くいらっしゃるでしょう。

本記事では、スキャルピングについて気になっている方に向けて、チャートを徹底的に分析することの重要性について解説し、利益を出すのに役立つノウハウをご紹介します。

重要なチャートの徹底的な分析

ポジショントレードなどの中長期的なトレード手法においては、各国の経済状況、為替政策、金利といった「経済の基礎的条件」を分析すること(ファンダメンタルズ分析)も重要です。

しかし、超短期取引であるスキャルピングにおいては、ファンダメンタルズ分析はあまり重要ではありません。

スキャルピングにおける戦術の柱となるのは「チャートの動きの徹底的な分析」(テクニカル分析)です。

ただし、アメリカ雇用統計などの重要経済指標の発表スケジュールについては、あらかじめ確認しておく必要があります。

発表直後には相場が乱高下するので、相場が落ち着くのを待ってからスキャルピングを行うことをおすすめします。

複数の時間足のチャートを出しておく!

売買を開始する前に、複数の時間足のチャートを表示させておきましょう。

なお、スマートフォン用アプリを提供しているFX業者も存在しますが、パソコンの大きな画面に表示させておく方がスムーズにトレードできます。

スキャルピングを行う際は「4時間足」「1時間足」「15分足」「5分足」「1分足」の5種類のチャートを表示させてください。

まずは、大きな流れを確認するために、長い時間足のチャートから順番に見ていきましょう。

当日の相場の大まかな状況を把握した後は、基本的に5分足と1分足のチャートを使ってトレードを行うことになります。

なお、スキャルピングはエントリーから決済までの時間が数秒から数十秒なので「1分足を見ながらトレードしよう」と考える方がいらっしゃるかもしれませんが、1分足チャートばかり見ていると「ダマシ」に遭いやすくなるのでご注意ください。

また、5分足チャートに基づいてトレードすると「売買回数が減り、ストレスが緩和される」「落ち着いて売買できるので、ミスをしにくくなる」といったメリットを享受できます。

そのため、1分足よりも5分足のチャートを見ながらトレードすることをおすすめします。

テクニカル分析を行って、エントリーや決済のタイミングを掴もう

スキャルピングはポジション保有時間が数秒から数十秒という超短期取引なので、ファンダメンタルズ分析(経済の基礎的条件についての分析)よりも、テクニカル分析(チャート分析)の方が重要です。

チャート上に様々なインジケーター(指標)を表示させてサインを見極め、エントリーや決済のタイミングを掴みましょう。インジケーターは、以下の2種類に大別されます。

・トレンド系指標

・オシレーター系指標

トレンド系指標とは、相場の方向性を判断するために用いられるインジケーターであり、主に「順張りトレード」を行う際に役立ちます。

「移動平均線」「ボリンジャーバンド」「一目均衡表」などが、トレンド系指標の代表例です。

オシレーター系指標は「買われ過ぎ」や「売られ過ぎ」を判断するために用いられるインジケーターであり、主に「逆張りトレード」で有効です。

具体例としては「RSI」「ストキャスティクス」「ボリンジャーバンド」などが挙げられます。

なお、ポジションを保有した後に、思惑と同じ方向(あるいは逆の方向)に何pips動いたら利益確定(あるいは損切り)を行うのかを、あらかじめ決めておきましょう。

その場その場の判断で利幅や損切り幅を変えていると、損失額が拡大することになりかねません。

事前にトレードルールを作らずにトレードをはじめると、含み損が大きくなっていても「もう少し待っていれば、反転するかもしれない」といった具合に、感情に左右されて損切りのタイミングが遅れてしまうことがあるのでご注意ください。

各種インジケーターのサインを見極めて売買する

スキャルピングを行う際には、複数の時間足のチャートを表示させておきましょう。その中でも、特に重要なのが5分足チャートです。

戦術の要は、チャート上でテクニカル分析を行って「売りのサインが出ていたら売る」「買いのサインが出ていたら買う」といった具合に、淡々と機械的に売買を繰り返すこと。

「上がるかもしれない」「上がって欲しい」といった期待や願望は捨てましょう。

本記事が、スキャルピングを行う際のチャートを使った戦術について知りたい方のお役に立つことができれば幸いです。