スキャルピングで勝てないトレーダーの特徴とは?勝率が低くなる原因を知って、勝つためのヒントにしよう!

ポジション保有時間が数秒から数十秒と短く、長時間モニターを見続けなくても良い「スキャルピング」。
短時間でトレードが終わることに魅力を感じている方も多いでしょう。
しかし、スキャルピングをやっても、勝てる人と勝てない人がいます。
勝率が低い方は「どのようにすれば、コンスタントに勝てるようになるのだろうか」と気になっているかもしれません。
そこで本記事では、スキャルピングで勝率が低い方に向けて、勝てないトレーダーの特徴をご紹介します。
勝率が低くなる原因を知って、勝つためのヒントにしてください。
目次
スキャルピングで勝てないトレーダーの特徴
以下、スキャルピングで勝てないトレーダーの特徴を4つご紹介します。
運や勘に頼って、無計画なトレードを行う
勝てない人は、トレードルールを作成せず、無計画に売買を行う傾向が見受けられます。
運や勘に頼ったスキャルピングは、ギャンブルと同じです。
たまたま運よく大きな利益が出せることがあっても、再現性がなければコンスタントに稼げません。
勝率を上げ、長期にわたって安定的に利益を出し続けるためには、あらかじめ作成したルールに沿ってトレードを行い、取引終了後にルールを検証・改善する必要があります。
テクニカル分析が不得意
テクニカル分析が不得意であることも、勝てない人の特徴です。
スキャルピングはポジション保有時間が数秒から数十秒程度の超短期取引であり、チャートの動きの分析(テクニカル分析)が極めて重要です。
各種インジケーターの性質を正確に理解した上で「売り」や「買い」のサインが出た瞬間にエントリーや決済を実行しなければ、スキャルピングでは勝てません。
勝率向上には「平均移動線」「ボリンジャーバンド」といったトレンド系指標(トレンドの方向性を判断するための指標)、および「RSI」「ストキャスティクス」「サイコロジカルライン」といったオシレーター系指標(売られ過ぎ/買われ過ぎの度合いを判断するための指標)の使い方に習熟することが不可欠です。
利確や損切りのタイミングが感情に左右される
勝率が低いトレーダーは、感情に左右されやすい傾向が見受けられます。
例えば、一定以上の含み益が出ているのにもかかわらず「もう少し待てば、もっと利益が大きくなる」と欲張った結果、相場が反転して含み益が消し飛んでしまうケースがあります。
逆に、一定以上の含み損が出ているのに「もう少し待てば、反転するかもしれない」と期待しているうちに、どんどん損失が拡大していく……というケースもあるでしょう。
このように本能や感情に揺さぶられながら売買をしていると、勝率が低くなってしまいます。
勝率を高め、安定的に利益を出すためには、あらかじめ決めておいたトレードルールに厳格に従わなければなりません。
「手動で売買していると、どうしてもルールを守れない」という場合は、アルゴリズムに基づいてコンピューターが機械的に売買を行う「システムトレード」の利用もご検討ください。
レバレッジの倍率が高すぎる
レバレッジの倍率があまりにも高すぎると、ちょっとした変動でも追証を求められたり、ロスカットを執行されたりします。
国内のFX業者のレバレッジは最大で25倍ですが、最大倍率の場合、4万円の資金で100万円分の売買が可能です。
しかし、相場急変時にはロスカットが間に合わず、4万円以上の損失が出て借金を背負うリスクがあることを認識しておきましょう。
FXでは、突発的な出来事(戦争、自然災害、政治家の発言、金融当局のアナウンスなど)が発生した際に、急に相場が乱高下を繰り返すケースがあります。
特に重要経済指標の発表前にはポジションを解消するか、レバレッジを低めに調整してリスクのコントロールを行ってください。
勝てない原因を理解して改善を行うことが重要
「スキャルピングで勝てるようになりたい」とお考えの方は、上述した「勝てない人」の特徴を反面教師にしてください。
スキャルピングの勝率を向上させるためには、以下の4つのことを意識してトレードを行いましょう。
・トレードルールを作成し、ルールに従って機械的に売買し、後でルールを検証・改善する
・テクニカル分析で用いられる各種インジケーターの性質・使い方をマスターする
・感情や心理状態に左右されず、機械的に淡々とエントリーや決済を実行する
・レバレッジをあまり高くせず、余裕資金でスキャルピングを行うことを心掛ける
なお、最初から勝率が高いトレーダーは存在しません。
何度も取引を繰り返す中で、少しずつルールを改善し、次第に安定的に利益を出せるようになっていくものです。
いきなり本番環境で勝負するのに抵抗がある初心者は、デモトレードで練習することをおすすめします。
本記事が、スキャルピングで勝てない原因を知りたい方のお役に立つことができれば幸いです。