スキャルピングにおいて回避すべき行為とは?「NG行動」を把握して、安定的に稼ぎ続けよう!

ポジション保有時間が数秒から数十秒と非常に短く、ちょっとした空き時間に売買できることが魅力の「スキャルピング」。

ただし、スキャルピングには「NG行動」がいくつかあることにご注意ください。

「副業としてFXで稼ぎたい」と考えている初心者は、トレードをはじめる前に、やってはいけない「NG行動」を把握しておきましょう。

本記事では、「スキャルピングで安定的に稼ぎたい」とお考えのFX初心者に向けて、トレードを行う際に回避すべきNG行動をご紹介します。

NG行動①FX業者の規約を読まないまま開始する

FX口座を開設する際には「利用規約」などにしっかりと目を通しましょう。

一部の業者では、「短時間に頻繁に行われる注文や取引であって、他の顧客やシステム、カバー取引などに悪影響を及ぼすと認められる行為」を禁止する旨の記載が見受けられます。

規約の文言は様々ですが、「スキャルピング」という単語が明記されていなくても、事実上、禁止されているケースあるので注意してください。

このような業者でスキャルピングを繰り返していると、「口座の凍結」などの処分を受ける可能性があります。

逆に、公式サイト上で「スキャルピングを歓迎する」という旨のアナウンスを行っている業者もいくつか存在します。

口座凍結などのトラブルを回避するためには、スキャルピング行為を禁止している業者ではなく、容認している業者で売買をはじめましょう。

NG行動②トレードルールを作成せず、運や勘に頼る

FX初心者の方は、運や勘に頼って売買を行いがちです。

しかし、そのような方法では、運よく利益を出せることがあったとしても、長期的には大きな損失を出してトレードの世界から退場することになりかねません。

勝率を向上させるためには、まず「スキャルピングはギャンブルではない」と認識してください。

あらかじめ「トレードルール」を作成し、そのルールに沿って売買を行いましょう。

そして、トレードを終えたら、必ず検証を行い、ルールを修正・改善ください。

スキャルピングの勝率を向上させるためには、「ルールの作成→トレード→検証→ルールの修正・改善→トレード→・・・」というサイクルを回し続けていく必要があります。

「100%勝てるルール」というものは存在しませんが、「より勝てるルール」なら作ることが可能です。

NG行動③重要な経済指標が発表時にポジションを保有している

重要経済指標(アメリカ雇用統計など)が発表された直後は、ボラティリティが非常に大きくなり、相場が乱高下します。

ポジションを保有しているとロスカットされる可能性が高いので、相場がある程度落ち着くまでノーポジションで様子を見ましょう。

なお、発表からある程度の時間が経過したタイミングでは、強いトレンドが形成され、一方向に動き続ける傾向が見受けらます。

重要経済指標が発表された直後を避け、値動きが落ち着いたタイミングでエントリーを行えば、勝率の向上につながります。

NG行動④損切りや資金管理を行わずに、漫然と取引を続ける

経済指標であれば、あらかじめ発表のタイミングが分かるので、その時間帯を避けてスキャルピングを行うことが可能です。

しかし、自然災害などは予期することが困難です。

突発的なイベントが発生した際に相場が乱高下し、ロスカットされるケースがあることを認識しておきましょう。

あらかじめ、余裕を持って資金をFX口座に入金しておきましょう。

そして、レバレッジの倍率を高くしすぎないように注意してください。

特にボラティリティの高いタイミングでは、ハイレバレッジでのトレードは危険です。

また、損切りを徹底することも重要です。

「思惑と反対方向に何pips動いたら損切りする」というルールを明確に作り、それに従って機械的にトレードを行いましょう。

人間というものは感情に左右されやすく、「もう少し待っていれば、思惑と同じ方向に戻るかもしれない」と期待しがちです。

しかし、思惑と逆方向に一方的に動き、受ける展開もしばしば発生します。

そうなると、含み損が大きくなった段階で泣く泣く損切りを余儀なくされる結果となります。

含み損が小さいうちにルールに従って損切りを行い、再度、トレンドの流れに沿ってエントリー&利確を繰り返す方が、トータルでの利益が大きくなることを認識しておきましょう。

トレンドの流れに逆らってエントリーを行い、反発したタイミングで利確する「逆張りトレード」と呼ばれるテクニックも存在しますが、難易度が高いことにご留意ください。

初心者には、トレンドの流れに沿って売買する「順張りトレード」をおすすめします。

本記事の内容が、スキャルピングでのNG行動について知りたい方のお役に立つことができれば幸いです。