スキャルピングで安定的に勝ち続けるためには勉強が不可欠!FXの初心者が知っておくべき事とは?

FXの初心者は、運や勘に頼ってトレードを行いがちです。

もちろん、そのようなやり方でも利益が出るケースがあるでしょう。

しかし、ギャンブル的なトレード手法では、一時的に利益を出せても、長期間、安定的に利益を出し続けることはできません。

スキャルピングでコンスタントに勝ち続けていくためには「勉強」が不可欠です。

本記事では「これからスキャルピングをはじめよう」と考えているFX初心者に向けて、安定的に勝ち続けるために勉強すべきことについて詳しく解説します。

初心者が勉強しておくべきことをご紹介

スキャルピングの初心者が学んでおくべきこととしては「相場の分析方法」および「トレードルールの作成・検証・改善方法」が挙げられます。

以下、それぞれについて詳しく説明していきます。

相場の分析方法

近年の経済物理学の研究において「外国為替と乱流との類似性」が指摘されており、両者の間に異なる性質が存在するものの、相場は完全にランダムではない可能性があります。

しかし、まだ発展途上であり、完全に未来を予測できる理論は今のところ存在しないことにご留意ください。

そのため、現状ではスキャルピングで100%勝つことはできません。

ただし、ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)やチャートの動きを分析すれば、勝率を向上させることは可能です。

スキャルピングの初心者は、運や勘に頼ったトレードから脱却するために「ファンダメンタルズ分析」や「テクニカル分析(チャートの動きの分析)」の手法を学んでください。

ファンダメンタルズ分析とは、主に「中長期的な相場の動き」を各国の経済状況や金融政策に基づいて予測する手法です。

ポジション保有時間が数秒から数十秒程度のスキャルピングにおいては、メインで使われる分析手法ではありませんが、為替や金利の仕組みについて詳しくなり、間接的にトレードに役立つので勉強しておきましょう。

スキャルピングの勝率を向上させる上で最も重要なのが、テクニカル分析(チャート分析)の手法です。

チャート上に表示させた各種インジケーター(指標)のサインから、瞬間的に「売り」や「買い」のタイミングを見極める方法をマスターする必要があります。

なお、インジケーターは「トレンドの方向性」を判断するために用いられる「トレンド系指標」と「売られ過ぎ/買われ過ぎ」を判断するために用いられる「オシレーター系指標」の2種類に大別されます。

インジケーターごとに特徴があるので、性質をしっかりと頭に叩き込んでください。

トレードルールの作成・検証・改善方法

相場の分析方法について学んだら、次はトレードルールの作成・検証・改善方法について理解を深めましょう。

人間は感情を持つ動物であり、相場が急変して含み損が発生した際に「もう少し待っていれば反転する」と期待して、さらに損失を拡大させてしまう傾向が見受けられます。

それとは逆に、含み益が出ている状態で「もう少し待っていれば、さらに利益が増える」と欲を出しているうちに相場が反転し、含み益が消えてしまうケースもあるでしょう。

このように、心理状態や損得勘定に左右されてエントリーや決済のタイミングを決めていると、勝率が低くなってしまうのでご注意ください。

スキャルピングで勝率を上げ、安定的に利益を出し続けていくためには「トレードルール」の作成が不可欠です。

「どのインジケーターを使って、どのようなサインが出たらエントリーするか」「思惑と同じ方向に何pips動いたら利益確定を行うか」「思惑と反対方向に何pips動いたら損切りを行うか」といった点について、あらかじめ決めておく必要があります。

そして、トレードルールに従って機械的に売買した上で、トレード終了後には必ず「検証作業」を実施しなければなりません。

具体的には「取引を行った日時」「通貨ペアの種類」「ロット数」「ロング/ショートの別」「エントリーと決済の価格」「損益」などについて記録を作成した上で、勝率や損益率を計算し、ルールを改善し、再びトレードを行う……というサイクルを回していくことになります。

安定的に利益を出すためには勉強が必要

スキャルピングは、ギャンブルではありません。

安定的に稼ぐためには「相場の分析方法」や「トレードルールの作成・検証・改善方法」について勉強しておく必要があります。

これらについて一通り学んだら、まずはデモトレードを使って練習を行いましょう。

そして、操作方法(時間足やインジケーターの選択・切り替え、注文の出し方など)に習熟してから、本番の環境でトレードを開始してください。

本記事の内容が「スキャルピングをはじめる際に勉強しておくべきこと」について知りたいFX初心者のお役に立つことができれば幸いです。